ビバ!インクルージョン 脚注+つぶやきのページ
p.25 7.ユニバーサル(多目的)シート
折り畳める大人の身長に対応するベッド。TOTOとINAXの製品をよく見かけます。支えても立つ姿勢を保てない人の場合(トッキーはそうです)、ズボンを脱ぐ動作は寝転がってするしか方法がありません。また、トイレに座る姿勢を保てなかったり、紙パンツを交換するときも寝転がります。また、オストメイトのかたが、パウチ交換に必要な小物を置いたり腰掛けたりするのにも便利だという話も聞いたことがあります。
多機能ベッド、大人用ベッドなどとも呼ばれる。
広げたところ。長さは標準170センチ。新設のカフェは多目的トイレを採用し
中にはユニバーサル(多目的)シートを設置してくれる所も増えた。
折り畳んだところ。長辺に折り畳むタイプもある。
設置に十分な面積があるトイレが多いのになかなか普及しないのは、路上生活をするかたが寒さと疲れに堪えかねてユニバーサルシートで仮眠をとるため、結果として占拠してしまう怖れから設置を見合わせる、ということのようです。最近、
広場や公園のベンチにド真ん中に肘あてがついた(寝転がれない)
タイプの物が増えた
も同じ理由からだと思われます。そのベンチを見ると本当にやりきれなくなります。疲労と睡魔で倒れる寸前の人が
そのベンチを前に感じる戸惑いと絶望感。透明人間になった、つまみ出された、心を殺されたような
排除の場面に出くわし
面食らう感覚。とてもリアルです。
排除は解決の方法にできないという事も身にしみて分かっています。
私たちは同じ人間として全員つながっているのです。
多目的トイレの標識やドアには、設備の内容が
ピクトグラムで示されていることが多い。
一番右が、ユニバーサル(多目的)シートのピクトグラム。
占拠することがないように、駅員の対処が書かれている。
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