p.93 37. アウトリーチな発想

 アウトリーチ(Outreach)は、ニーズのある人が来るのを待つのではなく、ニーズのある人のところ(環境)に出向くという発想。

 医療だったら往診がそれに当たるし、文化活動なら、近年活発になってきた芸術普及活動(ホールやイベントに集客するのではなくアーティストや作品が地域に出向く方法)もしかり。 


 もともとは「自らニーズを表明できない(ニーズに気づいていない、または表明の手段を知らない、手段がない)人たちのための」ニーズ発掘のための手法として、社会福祉の分野で提唱されたもので、その人が普段生活している環境の中にない状態では、ニーズはもちろん解決手段も支援策も考えようのないことをサービスの対象に利用されてきました。
 例えば、路上生活に追いやられた人たちの生活再建支援や、家族による虐待を受ける幼い子どもの救出などがそれに当たります。

0 件のコメント:

コメントを投稿