p.90 35. 居住地交流

 文部科学省はホームページで「特別支援教育>特別支援学校と小・中学校との交流および共同学習の推進」という項目でかつての居住地交流を「交流および共同学習」と名付け直し制度化し、これが「国際障害者権利条約」で求められている「障害者を包容する教育制度の確保」に当たる、と説明しています。

 経験したことのない人は納得してしまうのでしょうね。しかし、教職員であれ、保護者であれ、特別支援教育を受ける子であれ、小中学生であれ、一度でも居住地交流に関わった事がある人なら、必ずこの文に何かしらの違和感を感じるはずです。

 合意がとれるギリギリのラインで「仕方なくそういう形で綿々と行って来たことを、「よく先駆的にしかるべきことをやって来てくれました」と制度化されてはたまりません。

 「居住地交流」で経験された事の中には、甘い思い出や素敵な出来事も、もちろんあったでしょう。「お世話になりました」と挨拶を交わした人もいるでしょう。しかしそこに逃げ込まず「こんなんじゃだめなんだ」「何言ってるの、バカバカしい」という気持ちや出来ごとがあったことを葬り去らず、かと言って責めず、大切にくすぶらせ、今こそ役立てたいものです。


特別支援教育>特別支援学校と小・中学校との交流および共同学習の推進
原文は、文部科学省ホームページでご覧になれます↓

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