毎年秋、東京ビッグサイトで開催される福祉関連機器の見本市。
1960年代に「保障よりも働くチャンスを」と唱え、日本アビリティーズ協会を創設した伊東弘泰さんが、海外の福祉用品メーカーと交渉した後、厚生省の依頼を受けて昭和49(1974)年、「第一回社会福祉施設の近代化展」を開催したのがはじまりです。海外から講師を招いて各種講演なども行われます。独国で開催されるREHACARE、米国で開催されるMEDTRADEと並び、世界三大福祉機器展と言われています。海外の見本市は業界関係者だけが対象だったり有料だったりするのですが、この見本市は、福祉関連事業者だけでなく、障害のある当事者はもちろん一般・個人に開放され、ユーザーとの出会いの場になっているところが素晴らしいです。……が、以前は、自助具をオーダーメイドしている小さな会社や、時には怪しげな(?)ものを出展するブースもあり面白かったのですが、ここ数年は、確実に企業が企業に向けて大きな商品をプレゼンするという産業色が強くなり、また「介護・介助負担の軽減」という視点が全面に押し出されているのがとても残念。
※下記のURLに開催日程や出展予定などが掲載されています。↓
国際福祉機器展ホームページ
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